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心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
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若き整形外科医への期待について

先日、ケイチャンと同じ会に患者代表として出席して、同じ若いお医者様に、わたしも質問を投げかけてみました。



「あなたの痛みはストレスによる痛みです。」と患者さんに告げるとき、患者さんから激しい抵抗を受けたり、理解してもらえなかったりすることないですか?と・・。

「それはありますよ。ストレスによって筋肉が緊張しているって説明しても、
だったら、わたしの痛みを気のせいだって言うんですか?って、沢山の患者さんが抵抗を感じて聞いてきます。でも、そういうとき、僕は、そうじゃない、決して気のせいじゃないって説明するんです。たとえばね、ストレスによる心因性の下痢を考えて御覧なさいって。
下痢って気のせいですか?実際に目の前で、今下痢をしていたら、気のせいじゃないでしょう?あなたの痛みもそれと同じですよ。ストレスから来るんだけれども、気のせいじゃなくて実際に痛いんですって保証してあげるんです。痛みだけは目に見えないから、ストレス性のものだというと、否定されたような気になる人は沢山いるんだけれど、そうやって説明してあげると、みんなわかってくれますよね。」

確かにこんな風わかりやすく説明して、共感してくれると、患者さんも受け入れやすいかもしれませんね。

長く詐病だといわれ続けて、死ぬほど傷ついていた自分を思い出して感じ入っていました。

慢性痛の患者さんが、なんとかして手術を受けたいと時々切望するのは、目に見える外科的治療をほどこして、本当にある痛みだと免罪符を得たいという希望からも来ている様な気がします。

ほんとに下痢みたいに、だれがみてもはっきりと目に見えると、こんな気持ちにならなくて澄むのにね!

けれど、こんな風に痛みをわかってくれる若き整形外科医たちの存在に、心癒された一日でした。
by elly_mylove | 2008-02-21 00:06 | 痛みについて