「自分中心の病という概念」
2007年 06月 05日
SAD
いつもお世話になっている加茂先生とケイチャンの腰痛掲示板のオフ会に参加するために、金沢まで行ってまいりました。
温泉とおいしいものと金沢観光と、そして痛み仲間とのおしゃべりと、盛りだくさんでとっても楽しい旅になりました。オフ会のご報告はまた日を改めてさせていただきますね。
今日は、オフ会の前日にあった講演会の感想を、ケイチャンのブログにトラックバックして私なりに書いてみます。
SAD social anxiety disorder 社会不安障害
聞いたことはあったのですが、どんな病気を示すのかいまひとつわからないままに講演を聴きましたが、先生のおっしゃったひとつの言葉にはっとひきつけられてしまいました。
ケイチャンのブログからの引用ですが、このSADという病気、
よく知られている対人恐怖と、どう違うのかわかりますか?
対人恐怖は、文字通り人が怖い病気です。
人と接するのが怖い。人前が怖い。人が沢山いるところが怖い。人の視線がこわい。
いろんな意味で、純粋に他者が怖いのです。他者が中心の病気だそうです。
それに対して、SADというのは、
「自分が人にどう思われるかが怖い。」
こんなことをいったら誰かから嫌われはしないか。こんなことをしてしまった私はきっとダメな人間に違いない。こんな風にうまく人とかかわれない私はきっと人から疎まれてしまうだろう。。
その思考形態は、常に自分が中心で、つまりとても自意識が強い障害、自分中心の障害なのだそうです。
わたしは仕事柄、人前に出ることには何の抵抗もないので、こういった障害とは無縁でしたが、常に自分が人からどう思われているかを気に病むと、周りが見えなくなってしまう。。ということはとてもよく経験しているので、先生のことばにはっと気づきがありました。
他人の目を過度に気にするということは、他の人のことを考えているようでいて、実は自分のことばかり考えていて余裕がまったく持てていないのですね。
意識を自分にばかり向けないで、ふっと肩の力を抜いてみて周囲を見渡してみるという訓練は、別にこんな障害でなくても、普段から必要なことだなあ。。。と今しみじみ感じています。
ほとんどのストレスは、この自意識をちょっと脇にどけてみると
ずいぶん軽くなるのかもしれませんね。
心がけなければ。
ご招待くださって、そして素晴らしい症例報告をきかせてくださった加茂先生。
一緒に参加してくださったケイチャン。
どうもありがとうございました。
いつもお世話になっている加茂先生とケイチャンの腰痛掲示板のオフ会に参加するために、金沢まで行ってまいりました。
温泉とおいしいものと金沢観光と、そして痛み仲間とのおしゃべりと、盛りだくさんでとっても楽しい旅になりました。オフ会のご報告はまた日を改めてさせていただきますね。
今日は、オフ会の前日にあった講演会の感想を、ケイチャンのブログにトラックバックして私なりに書いてみます。
SAD social anxiety disorder 社会不安障害
聞いたことはあったのですが、どんな病気を示すのかいまひとつわからないままに講演を聴きましたが、先生のおっしゃったひとつの言葉にはっとひきつけられてしまいました。
社会不安障害(:以下SAD)の患者は、人前で自分が何かおかしなことをしてしまうのではない かという「強い不安」を抱き、また、それを他の人に気づかれまいとして、 不安のもととなる状況を避けようとしてしまう病気である。
例えば、「話をしているときに声が震えたり、顔がひきつったりしてい ると他の人に気づかれて恥ずかしい思いをするのではないかと考えて非常 に不安になる」、「手が震えていることを気づかれるのではないかと心配 になり、他の人がいるところで食事をしたり、字を書いたりすることを避 ける」といったことである。
ケイチャンのブログからの引用ですが、このSADという病気、
よく知られている対人恐怖と、どう違うのかわかりますか?
対人恐怖は、文字通り人が怖い病気です。
人と接するのが怖い。人前が怖い。人が沢山いるところが怖い。人の視線がこわい。
いろんな意味で、純粋に他者が怖いのです。他者が中心の病気だそうです。
それに対して、SADというのは、
「自分が人にどう思われるかが怖い。」
こんなことをいったら誰かから嫌われはしないか。こんなことをしてしまった私はきっとダメな人間に違いない。こんな風にうまく人とかかわれない私はきっと人から疎まれてしまうだろう。。
その思考形態は、常に自分が中心で、つまりとても自意識が強い障害、自分中心の障害なのだそうです。
わたしは仕事柄、人前に出ることには何の抵抗もないので、こういった障害とは無縁でしたが、常に自分が人からどう思われているかを気に病むと、周りが見えなくなってしまう。。ということはとてもよく経験しているので、先生のことばにはっと気づきがありました。
他人の目を過度に気にするということは、他の人のことを考えているようでいて、実は自分のことばかり考えていて余裕がまったく持てていないのですね。
意識を自分にばかり向けないで、ふっと肩の力を抜いてみて周囲を見渡してみるという訓練は、別にこんな障害でなくても、普段から必要なことだなあ。。。と今しみじみ感じています。
ほとんどのストレスは、この自意識をちょっと脇にどけてみると
ずいぶん軽くなるのかもしれませんね。
心がけなければ。
ご招待くださって、そして素晴らしい症例報告をきかせてくださった加茂先生。
一緒に参加してくださったケイチャン。
どうもありがとうございました。
by elly_mylove
| 2007-06-05 20:55
| 日々のつぶやき