心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

社会復帰のその後

帰国して一年。
今年になってから本格的にお仕事をはじめて、社会復帰しました。
慢性疼痛発症以来、レギュラーでお仕事を取るのは初めてのことです。
今日は、はじめたばかりのお仕事とそれをめぐる私の体調と。。
社会復帰にまつわるお話をちょっと書いてみますね。



もともと、大学を卒業してから放送局の局アナを出発点に、マスコミで、人前で話しをしたり番組を持ったり文章を書いたり。。という仕事をしてきた私ですが、最近はマスメディアの仕事ではなく、ブライダルの司会をプロとして始めました。
正直テレビの仕事よりも関わる人数が少ない分よっぽど楽だろうと思ってはじめたのですが、これがところがどっこい、とても大変なお仕事で、最近の春の結婚シーズンではスケジュールとプレッシャーに忙殺されて、ぐったり疲れているのですね。
長く病気で社会人としてブランクがあるので、なんとなく社会人としての勘が狂ってしまっていて、本番よりもそこまでいく人間関係や周りの空気を読むことが出来なくてすり減りました。
もっとも、天然ボケの私のトロイキャラクターからくることもあるのですが。。。

あるときはじめての式場にいって、新郎新婦のいる前で、婚礼担当のプロデューサーに、うっかり「はじめまして」とご挨拶してしまい、あとから、
「困るんだよ。ベテランって触れ込みであなたを指名したんだから!!」と厳重に注意されてしまい、「もっともだ・・・。ちょっと考えればわかることなのに、どうしてこう私ってトロイんだろう。」と反省したり、
式場の人間関係になれていないので、キャプテンじゃなくて音響さんのキューでしゃべりはじめてしまったり・・・。
本番のしゃべる仕事自体は、長くプロとしてやってきたのでそれほど緊張しないのですが、新しい仕事ならではの適応の難しさで毎日苦しんでいます。

これが社会にでて働く厳しさというものですね。

人様の披露宴でもし何かあってはいけないので、一時期やめていた疼痛管理の薬をまた飲み始めました。予防のためですが、パキシルと、睡眠導入薬と、デパス。
でも、本番前に緊張があると、最近意味もなくデパスをトローチみたいに口に放り込む癖がついてすごく危機感を持っています。あんまり科学的意味はないのですが、緊張を一瞬緩和してすうっとする感覚があるので、ついつい過剰な緊張をするときはデパスやソラナックスなどの抗不安薬に頼りたくなってしまって、だんだん量が増えて依存していってしまうのですね。
本番前に緊張することは、この薬を飲みだす前の大昔からあったことで、人間としてごく自然のことなのですし、きっと薬はなくても克服できるのです。
なのについつい飲んでしまう。。以前私はベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬に少し依存していたので、耐性がついてしまっていて、もうすでに量をふやさないと効かないようになっています。もう少し慣れてきたら、この習慣は断固としてやめなければ、と言い聞かせる毎日です。

ここで話は変わりますが、私のサイトの掲示板で、抗うつ薬のパキシルが不安で怖くて飲めない、という書き込みが本当にしょっちゅうあります。
そのたびに、私は怖い薬じゃないから、痛みの管理に必要な薬だと思いますから、飲んでみてください、と繰りかえし書くのですが、私自身は心底そう思っています。
本当のことをいうと、無意識のうちに量が増えてしまって、なかなかやめられない抗不安薬や睡眠薬、鎮痛薬と比べると、一時の副作用は強くても、パキシルをはじめとする抗うつ薬は、よくなっていくと確実に減薬できるお薬なのです。
もちろん少しずつやめていく、というプロセスは必要なのですが、
抗不安薬や睡眠薬のように、自分で飲みたくなってしまってやめられない、という依存性は実はないんです。
急にやめると、もちろんリアクションはありますが、パキシルが飲みたくなってしまってやめられない、という心理的依存性ではなく、あくまでも急に減らしたときの肉体的なリアクションで、薬にたいする、肉体的、心理的依存ではありません。
抗うつ薬は、いつでも自分の意思で、またはドクターの指導で、よくなっていくと、絶対に減らしてけます。少しずつ減らすことにさえ注意すれば、薬にたいして心理的未練や習慣性はありません。
やめるのに苦労する怖い薬だ、となぜか誤解されていて、みんな躊躇しているのですが、実は私の経験では、みなが比較的抵抗なく飲んでいるデパスやメイラックスのような抗不安薬のほうが減らすのが難しい。同じことばかり何度も日記に書いていて、繰り返し同じ記述をよんでいらっしゃる方には恐縮ですが、ここのところ、どうか、抗うつ薬を誤解して怖がっている方に、なんとかわかってほしいです。

だれの痛みにも抗うつ薬が効くわけではありません。もちろん副作用もあるし、適薬や適量を探すのに試行錯誤があるお薬ですが、言われているほど恐ろしくない、ということだけはわかって欲しいと思います。

どんなお仕事でも始めたばかりの仕事は大変だと思いますが、もうしばらく慣れるまでがんばれば、きっと軌道に乗ると信じて、ひとつひとつの本番をがんばっています。
とっても大変な部分もありますが、挙式が終わった後に、ありがとうございました。と新郎新婦からいわれると、とってもうれしいですね。
まだ慣れなくて、肩がこったり、首が痛かったり、手がしびれたりと慢性疼痛の発症もありますが、痛みよりも社会復帰した喜びのほうが大きいです。

出来るところまで、無理せずにがんばって行きたいな、と思います。
[PR]
by elly_mylove | 2006-04-27 17:58 | 日々のつぶやき