心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
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それなら一体あの痛みはどこから来ていたのだろう。。

debate練習
いつもお世話になっている加茂先生のブログにトラックバック。
というより、先生は私のコメントを引用してdebateをブログでやっていらしたのだ。
よくうちの掲示板でもネタをひろいにこられるけれど、私がコメントをつけるとこうやって丁寧に答えてくださる。
特にヘルニア関連の話題は、先生のお医者さまとしての20年以上のキャリアをかけた信念でいらっしゃるのだろう、と思われる。
お医者さんとしては異端とも思われる理論をずうっと持ち続けて、主張していらっしゃって、その理論と実践に基づく臨床は沢山の患者さんを救っていらっしゃるから、先生の石川県のクリニックには全国から患者さんが入院に来られる。
うちの掲示板からも何人の患者さんが先生のもとを訪れただろうか。
この間名古屋のシンポジウムで実際にお会いして以来、私は本当に先生の大ファンなのだけれど、先生のブログの中のヘルニアの矛盾だけは正直よくわからない。
サイトを開くにあたって、素人で出来る範囲の医学的なお勉強はしたつもりだから、先生のおっしゃるヘルニアの痛みであるといわれている神経根性疼痛というものが痛みの生理学に矛盾していることだけはわかっているのだけど、現実にある痛みを、だったらどう説明をつけるのか、というところがよくわからないのだった。



うちのサイトの掲示板のほのぼの談話室によく来られるお客様で、頚椎ヘルニアの手術を過去2回経験された方がいらっしゃる。。
オフ会でお会いしてびっくりしたとても美しい女性なのだけど、20代のころに一度、何の前触れもなく首から腕までがつっぱったように痛くなって整形外科を訪れたところ、ヘルニアと診断されて、当時まだ珍しかったMRIを撮った。
脊髄に向かって大きく張り出したヘルニアが見つかって、即手術となった。
「今はまだ痛いというだけだけれど、誰かにポン、と背中を押された拍子にでもこのヘルニアが飛び出したら、下半身麻痺ですよ。。。」とかなんとか、びっくりするようなことを言われたそうだ。
自家骨を使っての前方固定術で手術したところ、見事成功。
手術後は特になんの後遺症もなく、テニスも出来ればスキーも出来る毎日でずっと仕事を続けていらっしゃった。
なんでも、顕微鏡手術でヘルニアを取り除いたところ、その瞬間からS字型にゆがんで椎間板から逃げていた脊髄が、すぅっと戻ってあるべき位置に来た、とお医者様にいわれたそうで、麻痺一歩手前だった、なんの後遺症も残さない初期に発見できてよかった。。とおっしゃっていた。
ところがその後20年近くがたって、突然激痛に襲われて救急車で入院。前回手術で固定した椎間板のすぐ下がまたヘルニアになって、脊髄に向かって大きく張り出して、椎間板が神経根にからみついているのがMRIで再び発見された。
2度の固定手術は難しい、との判断で保存療法を薦められたけれど、痛みが取れて社会復帰してばりばり働いている人はいるのか、、との質問にお医者さんからは明確な答えが得られなかった。このままこの痛みを抱えるよりは、思い切って手術をしよう、と決心され、今度は自由診療で百万円近くをはたいてレーザー手術をされた。
結果は見事成功して、右手の腕や指にちょっとした痛みやしびれが後遺症で残ったものの、またもや仕事に復帰された。。という体験談を、うちのサイトの闘病記に書いてくださった。

彼女は本当に性格的には楽観的というか、ちょっと男性的でしっかりしたキャリアウーマンで、手術についてもそれほどの恐怖感や不安を持たないで望めるし、その後の痛みについてもうまくつきあってそんなに深刻に受け止められないし、彼女の性格的なところから言って、今かかえていらっしゃる慢性の痛みや痺れが、心因性というか、神経症的なもの、とか不安とかストレスとか、そんな風にはどうも見えない。。。彼女に限ってはどうもそんな風にみえないのである。

椎間板ヘルニアのサイトを覗くと、特に頚椎のヘルニアでは手術経験者でこういう方が結構いらっしゃる。
ある日突然首がなにやら痛くなって、あれ?と思っていたらあれよあれよという間に握力が落ちてきて、大学病院にいったらヘルニアといわれ、手術をされた。とか、
そんな体験を書いていらっしゃるのを結構見かける。
大きなヘルニアが見つかって、このままでは神経障害がくる危険があるから、とすぐに手術を勧められた人が病院を受診したきっかけは、やっぱり首の痛み、という人も多い。(突然麻痺がきて歩けなくなった、という人も結構いるけれど。。)

私自身も、左半身に突然なんともいえない痺れと痛みが襲ってきて、MRIを撮ってみたらやっぱり頚椎が左側に傾いて、左側に飛び出したヘルニアが見つかった。。という経験があるので、痛みの生理学に矛盾している、ということはよくわかるのだけれども、どうしてもヘルニアが原因の神経根性疼痛はありえない、という先生の持論に、だったら、沢山の患者さんのこういう痛みはどういう風に説明がつくのだろう。。。と悩んでしまうのだった。

愛するジョージ・クルーにーもよく頚椎ヘルニアが悪化、といって仕事をドタキャンする。
その昔ERにも、突然追突されたので、お休みしなければならない、といって役柄の上でポリネックをして出番を引っ込んだことがある。ジョージがすると、ポリネックでも包帯でも色っぽく見えるのが不思議。。

アメリカで開発された人口椎間板の移植手術を受けて痛みが治った患者さんはいるのかな。
鳴り物入りで開発されたあの人口椎間板はどうなったのだろうか。

誰か、素人の私にもよくわかるように、実際にある痛みと痛みの生理学の間にある溝を埋めるわかりやすい解説を教えてほしい。
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by elly_mylove | 2005-12-03 14:28 | 医療について考えること