心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
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風邪引きさん

水曜日から風邪を引いていて絶不調だったのだけど、
今日はついに決心してお医者さんに行って来た。



帰国してから5月にも1度風邪を引いて、そのときもクリニックに行ったのだ。
なんだか慢性疼痛を抱えてから風邪を引きやすくなり、かつ治りにくくなっているような気がする。以前は風邪なんかでいちいちお医者さんには行かなかったのに、、
長引くと副鼻腔炎になってしまったり、咳喘息になってしまったりするようになって
苦しむようになったので、今回も早めに白旗を揚げてて病院にいくことにしたのだった。

クリニックはうちから一番近い内科医院。
娘が小さいころからお世話になっている穏やかな先生だ。
世間話のついでに、オーストラリアの医療ってわりとよかった。。という話題になったら、
「金持ってるからだろう?日本人は。。アメリカなんて露骨だっていうじゃない。
貧乏人は医療にかかれなくて、金持ちは世界一の治療が出来るって話だから。」

なんてリアクションが返ってきて、
ちがうちがう、オーストラリアはイギリスの国民健康保険を受け継いでいるから、
基本的な医療は無料か格安。。と説明したら、やっぱりそこでも
「イギリスの健康保険は破綻しているじゃないか。」といわれてしまった。

あの牧歌的な農業国の医療のレベルの高さは、なかなか信じてもらえないようだった。

以前娘の家庭教師だった夫人が、イギリスで働いていた息子さんが珍しい病気にかかったときにイギリスの医療ではらちがあかなくて、シドニーに呼び寄せたところ、国立病院ですぐに
手術が出来てよくなった、ということがあった。本当に、白人社会でも、オーストラリア医療は
かかるコストのわりに質がいいことはよく言われることなのだった。

同じ国民健康保険で似たシステムの国なのだけど、イギリスと比べるとオーストラリアのほうが人口が少ないので、お医者さんが激務に疲れていないのと、
適度に自由競争があるところからサービスの質がよくなっているのだと思う。
でも、あのシステムを人口の多い日本やロンドンやアメリカでやろうとしても、
結果は同じではない。。。と思うと少し残念だ。

それと、今回考えるに、この先生の言う事も実は一理あったのだった。

わたしのかかったドクターは、わたしが日本では解決できなかった慢性疼痛を
バリバリ治してくれた名医だけれども、実は診療費はそれなりに高かったのだった。

普通のGPは、初診料が15分で安い人なら20ドル、
ちょっと高い人でも30ドルから35ドルが多いのだけれど、
彼女の診療は15分で40ドル。1時間にわたって丁寧にインフォームド・コンセントを受けた日には100ドルくらいいつも払っていた。

名医の自覚と評判があったからこそ高かったのだし、
だからこそ実力もあったのである。
シドニーの町医者なら誰でもわたしの病気が治せたか・・・というと、実はそうではないのだと思う。彼女のクリニックに行ったのは偶然の出来事で、名医だから選んでいったというわけではないのだけれど、結果的にわたしは通常のGPよりも沢山お金を払って実力のある先生についたことになる。

日本のお医者さんは気の毒だな。

医学部出たての新人と、
キャリア30年のベテランで研究熱心の名医との間にも、技術料の差が無いのだから。。。

普段整形外科の先生の悪口をよく言っているわたしだけれど、日本の医療のこういう不公平さと、ドクターの善意や美談に支えられている日常の診療のことは肝に銘じておかなくては。。と
思う。
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by elly_mylove | 2005-10-14 18:57 | 日々のつぶやき