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心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
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八代英太さんとの思い出によせて

郵政民営化反対の立場を取られていた八代英太さんが自民党から出馬される。。。というニュースを見て、詳しいことを知りたくてグーグルを検索してみたら、なんとご本人がエキサイトでブログを更新していらっしゃるのを見つけました。
トラックバックは恐れ多くてとても出来ないので、リンクという形でここにご紹介させていただきます。

私は、郵政民営化が国民にとってプラスになるのか、マイナスになるのか。
一生懸命自分なりにニュースを見ているのですが、結局のところどうなのかはさっぱりわかりません。
物事は常に計算どおりには行かないものだし、問題の焦点である過疎地の郵便局の役割が、そこそこの都会にしか住んだことのない私には正直ぴんと来ないということもあるのかもしれません。
個人的には、昔々から地方の有力地主であった特定郵便局の局長の家柄が、未来永劫安定した身分と地位を世襲していくのは、ちょっと今の民主的自由競争の世の中にマッチしないような気も実はしてはいるのですが、それすらもその立場に立たなくては見えてこないことは沢山あるから、私のような無知な人間にはうっかりコメントできない、、と思うと、とにかくわからない。。。としか言いようが無いと思っています。

けれども、八代さんだけには、たとえどんな形であっても国会に残ってほしい。。と思っていたので、個人的に、出馬してくださるニュースを聞いてほっとしました。



メインサイトでもこの日記でも、私は一度も自分の職歴を書いた事がないので、急にこんな日記を書くと驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、大学を卒業してから、大きな怪我をしてリハビリに専念してすべての仕事を手放してしまうまで、私はマスコミの片隅で細々と仕事をしていました。本名を公開しても、ご存知のかたはそんなにいらっしゃらない、決して有名人ではなかったのですが。
サイトやブログに、時々インタビュー記事を載せることがあって、たまに変わってますね。。。というメールをいただくのですが、つまりこれが私の仕事でした。

今から20年ほども前のことでしょうか。八代英太さんとラジオで対談したことがありました。
八代さんはもちろん当時も政治家でいらしたけれど、今のように大臣でいらしたわけではありませんでしたから、私のような人間でも対談させていただく事ができた。。のですが、そのときのラジオの番組のテーマは わたぼうしのコンサートでした。

障害を持った方たちが作った詩に曲をつけて行われるこのコンサートは、とても歴史のあるものですが、八代さんはそのPRのために尽力をされていらっしゃいました。
詩の一部を朗読しながら、私はあまりの感動に涙ぐんでしまったことを鮮明に覚えているのですが、地味だけれども障害のある方のための小さな活動を積み重ねて、当時の八代さんは一生懸命な方でした。

一度しかお会いしたことが無い方を素人が印象批評する傲慢さを承知で、けれどあえて言わせていただければ、あの方は本当に優しい方でした。

末端のスタッフにいたるまで丁寧に本当に腰の低い態度で接してくださって、感激したのを覚えています。つくりものの優しさではなく、立場を維持するための技巧的な笑顔でもなく、わたぼうしの歌を詠む八代さんの声からはある純粋な真心を感じました。

あの私たちスタッフに対する優しさは、もちろん八代さんがかつてタレントさんでいらしたので、出演者やスタッフの気持ちを理解されていらっしゃるということもあるけれど、やはり大きな怪我をされて、ご自身が障害を持たれて、人の痛みがわかる方である、ということと決して無縁ではないと思います。

その日以来、私は個人的に、国会における八代さんの存在を、いつも一服の清涼剤のように感じてきました。

どこからどんな出馬の仕方をされてもかまわないです。
政治的な見地からは大変幼稚で、えこひいき丸出しの意見かもしれません。
私の個人的な主観ですが。。。
この方だけには、ライフワークの福祉のお仕事を実現されるためにも、がんばってほしい、、、と思っています。
by elly_mylove | 2005-08-27 21:30 | 心の片隅に