心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
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血液検査 その2

昨日の血液検査について。

今日は主治医とお話したことと
なぜ私が落ち込んでしまったか。。。の理由をもう少し記しておきたいと思う。





薬理学の教科書によると
セロトニンは食物として摂取されたトリプトファンの約2%から生合成される。
動物では胃腸管に90%、血小板に8~10%、脳にはわずか1~2%存在する。
血液中のセロトニンは血液脳関門のために移動することはない。
つまりそれに影響されることはない。(逆に影響されたらとんでもないことになる)
脳神経でのセロトニンはトリプトファンから生合成される。


と、かいつまんでいうとそういう事実が記されている。

だから、血中のセロトニンの濃度=脳内のセロトニン濃度である。。。という図式は本来は
ストレートには成り立たないのだけれど、仮説として、これほどに血中濃度が低ければ
脳内のセロトニン濃度だけは高い。。。ということは考えにくいし、
とにかく脳内のセロトニンはトリプトファンから生合成されるのだから、
きっとマイケル・レッサー博士の栄養療法はうまくいくに違いない。とマイドクターは早く実験にとりかかりたくて
ワクワクしていたのだった。

けれども・・・。

私は1年以上前、そもそもサイトをつくるときに、代替療法というコーナーに
トリプトファンの摂取という記事を入れたくて、散々英語の文献を調べた事があった。
残念ながら、トイプトファンを沢山食べたら、血中のセロトニンがめくるめくように増えて
うつ病や疼痛障害が劇的に治った。。。というような、絵に描いたような実験結果は
得られなかった。。。と書かれた英文のサマリーを読む事ができただけで、
はかばかしい資料は何も得られなくて、サイトに載せるのをあきらめたいきさつがある。

確かにアメリカで扱っているトリプトファンのサプリメントの宣伝文では、
うつ病や疼痛障害や不眠症によく効くサプリメントとして紹介してある。
よく効く鎮痛剤としても宣伝してあるのだが、
めくるめくような結果があらわれているちゃんとした医学的な文献は
全然見つけられなかったので、
なんだかはじめる前から、ちょっと引いてしまっているのだ。
マイドクターが聞いてきた講演会とか勉強会とかいうのは、
もしかして、サプリメントの宣伝の一環じゃないかしらん。と・・・。

それからもうひとつ。。。

セロトニン合成酵素の突然変異が引き起こすうつ病

という記事をやはり読んだ事があって、今回の血液検査の結果から、もし自分がこれだったらやだなあ。。。と
ちょっと心配になってしまったのだった。

トリプトファンを摂取しても、それからセロトニンを合成する酵素に遺伝子の突然変異で不具合が出ることがあるそうな。そうすると、うつ病その他の疾患にかかりやすくなる。
繊維筋痛症の患者さんの血中セロトニン濃度も非常に低い、というから、
もしかしたら、私もこの遺伝子の突然変異なのかしら。。。とふっと思ってしまった。
そうすると、これはもう治らないから、やっぱり一生SSRIがいるのかな。。。と
ちょっぴりだけ、悲観的な予測をしてしまって、少し悲しかったのだった。
だって、人よりトリプトファンを含むたんぱく質をすごく少量しかとっていない。という
事はないのだもの。

この悲観的な部分をつい見つめてしまうのは、やっぱり私が何度も断薬して、
そのたびに程なくして再発しているせいでちょっと弱気になっているのだろうか。
それとも、やっぱりこれも病気の一部なのだろうか。
情報過多になってしまっているのだろうか。

マイドクターは、きっとうまくいくに違いない。ととても楽観的でニコニコしている。

うまくいくといいのだけれど。
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by elly_mylove | 2005-07-21 20:42 | 医療について考えること