心と体の痛みのお部屋 管理人エリーの日記です。


by elly_mylove
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血液検査

先日体調を崩してから、クリニックで抗うつ薬の点滴を始めたことは
この間の日記に書いたのだけれど、
もうひとつ、実験的な治療をしてみようか。。。ということで、ある仮説をたてて
ちょっと変わった血液検査をしてみた。
その結果が、火曜日に出ていた。

本当に私は慢性疼痛患者の美しいサンプルのようだ。
仮説どおりの見事な結果になったので、主治医はこころもち
機嫌がよかった(別に人の不幸を喜んでいるわけじゃないと思うけど、お医者さんは
科学者なので、仮説どおりの結果が出るとやっぱりちょっと高揚してうれしいのだと思う。」

仮説というか、予想通りだった結果が出たのだけど、
私は自分を病人だと思いたくないので、正直少し落ち込んでしまった。



何をしらべたかというと、血液中のセロトニン濃度を調べたのだった。

私の主治医が、最近Dr マイケル・レッサーという博士の講演会を聞きにいって
お勉強をしてきたところ、長期にわたってSSRIを服用してきた患者の血液中の
セロトニン濃度は健康な人と比べて非常に低い。。。という調査結果から、
セロトニンの血中濃度が有意に低い患者さんに対して、前駆物質であるトリプトファンの
サプリメントを大量に摂取させる栄養療法にチャレンジしていて、それがなかなかうまくいっているらしい。ということを聞いてきたのだった。
で、マイドクターはそれを自分の患者さんに試してみたくて、まずは実験台として
私に白羽の矢をたてたのだった。

なぜ私なのかとういうと、
まず長期にSSRIを服用してきことがひとつ。
それから、症状が身体的で、精神の落ち込みなどがすくなく、典型的なうつ病とは違うのだけれど、
それだけに余計に、化学的な病気だと推測されることがひとつ。
痛みやしびれ、と比較的はっきりした症状なので、効いたか効かないかも明確にわかるということがひとつ。
それから、主治医は私のサイトを読んでいるので、少し医学的な説明をしやすいと思ったのがひとつ。。。。と、まあこんな理由だった。

血中のセロトニン濃度をはかるというのは血液検査としてはとても珍しいようで、
特別料金でちょっぴり高くて時間もかかった。


さて、結果は。。。

健康な人の基準値が、82ミリから262ミリの間とされるのに対して、
私は34,7ミリと、基準値の下限の半分以下しかなかった。

血中のセロトニン濃度と脳内のセロトニン濃度はもちろんイコールではないけれど、
これだけ血中濃度が低ければ脳内のセロトニン濃度も低い事が予想されるのではないか、
だからセロトニン再取り込み阻害薬であるSSRIによく反応するし、
薬が切れるとすぐ再発するのではないか。と仮説が立てられた。

そういえば、繊維筋痛症の患者さんの血中セロトニン濃度も、
健康な人と比べて有意に低いという論文を読んだ事がある。
やはり疼痛障害とセロトニンは関係しているのだろうか。。。。。

なにはともあれ、マイドクターは、漫然と抗うつ薬を飲み続けるより、
トリプトファンをサプリメントとして服用し、同時にトリプトファンからセロトニンを作るときに
必要な微量栄養素も服用するという栄養療法を試してみたい。といっていてにこにこしていた。

私はもちろん、薬だけに頼っているより、サプリメントでよくなるものならやってみたいとは
思ったのだが、これがとても高いのだった。
保険が利かないので、ランニングコストで月にして2万円くらいはかかるのではないか。。という。

痛みが強かったころ、私はそれこそわらおもすがる思いで数百万円を浪費して
得体の知れない治療器や神頼みのような治療家にすがってきたのだった。
これ以上自分の病気のために家族のお金を使うのは、罪の意識で
なんだか落ち込んでしまったのだった。

せめて効果があるといいのだけれど。。。。

そうそう、トリプトファンはたんぱく質から作られる。
注文しているサプリメントがクリニックに届くまで、高たんぱくの食事をするように
指示される。
「最近ダイエットして食事を減らしていたんですけど。。。」といったら、
「それが不調の原因じゃないの?栄養障害かもしれないじゃないか。ダイエット禁止。
運動しなさい。運動、運動!!!」といわれてしまったのだった。

やれやれ。。。。やせるのはお預けでがんばります。
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by elly_mylove | 2005-07-20 22:54 | 医療について考えること